あつ森で学ぶインテリア講座 カラー編【色の「しくみ」と「個性」】

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皆さんは、色を見たときにどんな印象を思い浮かべますか?
たとえば、緑だったら植物などの自然やリラックスする感じがありますよね。

このように色にはイメージがあるのです。
今回はインテリアにも使える、色の「しくみ」と「個性」ついて学んでいきましょう。


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色のしくみとバリエーションについて

 

色のしくみ


私たちの暮らしを彩るさまざまな色は、「有彩色」「無彩色」に分けられます。

有彩色は、

・色みをあらわす「色相」
・鮮やかさをあらわす「彩度」
・明るさをあらわす「明度」

これら3つの要素を含んでいて、お互いに変化することで、色にバリエーションが生まれます

【色のしくみ】

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このしくみをあつ森のマイデザインにあてはめたものが、以下の画像になります。 

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左画像では有彩色と無彩色の違い、右画像では色相・彩度・明度の違いがみてとれます。
こうして実際に色でみるとわかりやすいですね。

 

1. 「色相」とイメージ

 

色相とは


有彩色の中で、光の波長の違いによって生まれる赤、黄、緑、青、紫などの色合いのことを「色相」といいます

【色相環】

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色相環は、波長の長い赤から短い青紫までを順に並べて、さらに青紫と赤の間に紫と赤紫を加えてできた環状の色配列になります。
色彩学では10色または24色に分けることがありますが、ここでは12色に分類しています。
色相環で向かい合った色を反対色(補色)、隣の隣くらいまでの色を類似色と呼びます。

 

色のイメージ


有彩色・無彩色を含めて、色にはそれぞれ、万人が連想する共通のイメージがあります
たとえば、白は清潔感、紫はなぞめいた雰囲気、緑は自然な感じなどですね。

インテリアにおいても、そのイメージを活用することができます。

・みんなが集まるリビングは、穏やかな雰囲気の茶系やグリーン系
・浴室や洗面所には、清潔感のある白

上記のように、部屋の用途に合ったイメージの色を選ぶことによって、居心地のよさを演出することができるのです。

【色のイメージの例】

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色を意識したコーディネートの例

 

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画像左は、鮮やかなオレンジや黄などの暖色系でコーディネートした、リビング・ダイニングになります。
あたたかみがあり、元気が出る雰囲気になっています。

画像右は、濃淡のある寒色系の青でコーディネートしたお部屋になります。
クールでさわやか、スッキリとしたイメージがしますね。

より詳細を知りたい方は、色別のインテリアテクニックをまとめたので、以下の記事も読んでみてください!

 

2. 「色調」とイメージ

 

色調とは


「色調(トーン)」とは、明度(明るさ)と彩度(鮮やかさ)を一緒にあらわしたもの
で、文字通り色の調子のことです。

【PCCSのトーン分類図】

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画像引用元:日本色研事業株式会社 HomePage

図の右端に位置する純色(ビビッドトーン)をもとに、縦軸は明るさ、横軸は鮮やかさの変化をあらわしています

 

たとえば、色相環にある純色「ビビッドトーン」の「緑」に白を少しずつ加えていくと、明度は高く、彩度は低くなり、だんだん淡い緑色へと変化します。

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※あつ森では白を加える操作がないので、明度と彩度を調整して対応しています

 

このごく薄い色の調子のことを「ペールトーン」と呼びます。

同じように、純色の緑に少しずつ黒を加えていくと、明度、彩度ともにしだいに低くなり、やがてくすんだ緑色になります。

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このやや暗く灰色がかった色の調子を「グレイッシュトーン」と呼びます。

このように、有彩色は、純色にまぜる白や黒、グレーの分量によって、明るさや鮮やかさが変わり、さまざまな色調の色になります

また、赤はホット、青はクールなど、それぞれの色相にイメージがあるように、色調にも個性があります

【色調のイメージ】

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※先ほどのPCCSのトーン分類図における、各色調(トーン)のイメージになります

色相が同じでも、トーンが変わると、まったく違った印象になります。

 

色を意識したコーディネートの例

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こちらは、ライトの色調でまとめたお部屋になります。
高明度・やや低めの彩度のトーンで、かわいく、カジュアルな印象です。
今回は子供部屋をイメージして使ってみました。

 

おわりに


以上、色の「しくみ」と「個性」についての紹介でした。

色にはそれぞれ個性があるので、あなたの思い描いたイメージの色をそろえてあげることで、より理想のイメージに近づけることができますよ!

色を選ぶ際は、ぜひ参考にしてください!

 

◆色についてお役立ちアイテム◆

 

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