潰瘍性大腸炎のおいしい食事と日常の工夫

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潰瘍性大腸炎食事_サムネ

こんにちは!潰瘍性大腸炎という病気を患い、食事制限が必要な生活を1年以上続けているデンノウです。

食事制限が必要になると、限られた食材でどんな献立にしようか、サクッと手軽に作れないか、以前と同じような似たレシピを作れないかなど、料理で苦労することが多いですよね。

そんな生活の中で新しい食材やレシピを探求することで、食事を楽しみながら健康管理をする方法を見つけました。

このブログでは、わたし自身が実際に試してきた食品や商品、おやつの選び方、料理のテクニックなど、日常の食事で役立つアイデアを紹介していきます。

なにかしら参考になれば嬉しいです!

 


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潰瘍性大腸炎のおいしい食事と日常の工夫

大前提として

ブログ記事を読んでいただく前に、ひとつ頭に入れて欲しいことがあります。それは、「潰瘍性大腸炎は個人差の大きい病気である。」ということです。

わたしにとっては大丈夫でも、別の人には合わないことが大いに考えられます

今回紹介している内容はあくまで一つの例としてとらえて、必ずしも正しいと思い込まないようにしましょう。

 

イントロダクション

わたしは2022年4月に潰瘍性大腸炎という病気を患いました。潰瘍性大腸炎と診断されると、症状を悪化させないために、低脂質や刺激がないなどの食事制限が必要になります。

診断されたときは、「好きな料理がほとんどが食べられなくなる…」「これから毎日どんな食事を作ればいいのだろう…」と不安に直面しました。

 

もともと料理は好きでしていたので知識や自炊は問題なかったのですが、食べられるものに制限がかかると、途端に作れる料理の幅が狭まりすごく大変でした。

それでもあきらめずに、食べられる商品やレシピを探したり、アレンジを加えて低脂質にすることで、だんだんと食べられるものが増えてきました。

この情報を自分だけのものにするのはもったいないと感じ、同じように苦労しているの手助けになればと思い記事にしたので、よかったら最後まで読んでいただけると嬉しいです。

ちなみに診断された時の症状は中等症で、いままで入院経験はなし、メサラジン500mg4錠とミヤBM2錠を朝と夜に毎日服用していて、症状がひどい時にレクタブル2mg注入フォームを短期的(だいたい1~2週間)に使用しています。

 

潰瘍性大腸炎の食事で気を付けたいことをこちらの記事で紹介しているのでよければ参考にしてください。

 

 

わたしのお気に入り商品

潰瘍性大腸炎の食事管理に役立つ、わたしが普段から利用しているお気に入り商品を紹介します。

 

低脂質なマヨネーズ風調味料「キューピーライト」


キューピーライトはマヨネーズ風の調味料で、その脂質は大さじ約1杯(15g)あたり脂質1.5g!

これでポテトサラダやタマゴサンド、タルタルソースなど洋食系の幅が広がるので、いまでは欠かせない調味料です。

食べられなくなって実感しましたが、マヨネーズって調味料として偉大だと思います。

 

 

探せば意外とある低脂質なレトルト食品

パスタソースやカレーのおうじさま、キューピーの介護食など探してみると低脂質なレトルト食品が意外と見つかります。


スーパーやドラッグストアでも売っているので、買い物に行ったときは商品裏側にある栄養成分表示を確認するといいですよ。

 

 

冷凍の揚げていない揚げ物

冷凍の揚げ物の中には、揚げる前の状態で売っている商品もあり、栄養成分表示を確認すると脂質が低いものがあります。

冷凍豚ヒレかつ

それらをトースターやノンフライヤーで調理すると、油で揚げた揚げ物ほどではありませんが、揚げ物を食べているような雰囲気を楽しむことができます

冷凍揚げ物

手前が豚ヒレかつ、左奥はコロッケ

油で揚げていないので食感や味の点で違いはありますが、アレンジ次第ではおいしく食べられます。

わたしはかつ丼のツユを作って、ノンフライヤーで焼いたものをツユにしみ込ませて卵とじにすることが多いです。

サクッと感はなくなりますが、衣に美味しいツユがしみて、焼いただけよりおいしくなることが多いです。

エビフライ卵とじ丼

エビフライを使った卵とじ丼

ほかには千切り野菜と一緒に食パンで挟んだサンドイッチなんかもおすすめです。

コロッケサンド

 

 

調整しやすいスキムミルク

低脂肪や無脂肪の牛乳はありますが、欲しいサイズが売ってなかったり、飲みきれないなんてこともありますよね。

そんなときにスキムミルク(脱脂粉乳)なら、量を調整できて、冷凍して保存もできるので個人的におすすめです。

スキムミルク

スキムミルク2

スキムミルク3

使いたい分だけ出して調整できるので残す心配もなく、その日の体調に合わせて使えます。

料理だけでなくお菓子作りにも使えて、不足しがちなたんぱく質やカルシウムを補えるのがイチオシポイントです。

 

 

朝食におすすめ玄米フレーク・フルーツグラノーラ

グラノーラ

グラノーラ2

朝、手軽に食べたいときにおすすめな商品です。スキムミルクドリンクをかけて食べますが、調子が良くないときは何もかけずにそのまま食べることもあります。

お高めの朝食になりますが、ザクザク食感が楽しめるのと、不足しがちな栄養素を補えるのが嬉しいですね。

 

 

ほかにも今回と被る商品が多いですが、こちらでもおすすめ商品を紹介しているのでよかったら参考にしてください。

 

おやつタイムの楽しみ方

おやつタイム

潰瘍性大腸炎でもおやつは食べたいですよね。

そこで、わたしが普段から食べている、潰瘍性大腸炎でも楽しめるおやつを紹介します。

 

わたしの場合は団子やお饅頭・どら焼きなどの和菓子が中心ですが、「マリービスケット」や「おっとっと」なども食べたりします。

チョコレートだと、「小枝」のようなパフ入りタイプは見た目よりも脂質が低いので、ときどき食べます。

ただ、すべての商品があてはまるわけではないので、必ず裏の栄養成分表示を確認してから買っています

個人的に一番好きなおやつはカステラです。スポンジケーキのようなふわふわ食感で、洋菓子感を楽しめるのが好きです。

 

おやつは1包装当たりの脂質が低いか、個包装になっているかを基準に選び、食べるときは脂質の値を計算しながら一度に食べ過ぎないようにしています。

小袋4連パックになっているタイプだと食べ過ぎを抑えられるのでおすすめです。

 

手作りだと無脂肪ヨーグルトやカステラでティラミスを作ったりしています。

ヨーグルトティラミス

下のレシピでは水切りヨーグルトを使っていますが、ギリシャヨーグルトの「オイコス 脂肪ゼロ」を使うとより簡単に作れるので、よかったら作ってみてください。

 

 

料理のテクニックと工夫

ここからは潰瘍性大腸炎に配慮した料理のテクニックや工夫を紹介します。

といっても、ただでさえ食材に制限がかかって料理の幅が狭まっているので、文明の利器である調理器具・家電を頼るのが吉です。

わたしも潰瘍性大腸炎になってから、いろいろ買い足しました。

 

フードプロセッサーで低脂肪のひき肉を自作

お肉を切れるタイプのフードプロセッサーを買えば、脂肪を抑えたひき肉を簡単に作ることができます


わたしは鶏むねや豚ヒレで作ることが多く、そのあいびきなども作ったりします。

作ったひき肉は、ミートソースや肉団子、ハンバーグ、シュウマイなど、通常では諦めることの多い料理に使えるので、かなり料理の幅が広がりますし、日々の食事の満足度が増すのでおすすめです。

ミートソース_潰瘍性大腸炎

ハンバーグ_潰瘍性大腸炎

市販のひき肉より安く作れるのも嬉しいポイントです。

 

 

圧力鍋で食材をやわらかく

圧力鍋を活用することで、短時間で野菜がやわらかくなって食べやすく、消化も良くなります


最近は野菜の副菜を考えるのが面倒になってきたので、大根・人参・玉ねぎ・じゃが芋・ネギをベースにキノコや季節の野菜などを盛り込んだ、野菜たっぷりのお味噌汁を作ることが多いです。

一度にいろんな種類の野菜が食べれて、毎日食べても飽きにくく、健康にもいいのでおすすめです。

野菜をやわらかくする以外には、煮魚を作ることも増えてきましたね。

 

使ってみた感想や選び方を別記事にて紹介しているので、よかったら参考にしてください。

 

 

ノンフライヤーでサクサク調理


ノンフライヤーがあると、揚げる前の冷凍コロッケや豚ヒレカツ、手作り唐揚げなどを手軽に作れるようになります。

手作り唐揚げ

市販の唐揚げだと「むねから」が一番脂質が低くておすすめです。

むねから

むねから2

むねから3

返さないと裏に焼き色が付きませんが、サクサクはしているので、面倒なら放置でもOKなところがトースターより手軽でいいですね。

それとサクサク感はノンフライヤーの方が上に感じます。

フライドポテトもくし形タイプで少量なら食べられるので、市販のものを買ってたまのご褒美に作ったりします。

 

もしノンフライヤーに興味が出たら、実際に使ってみた感想を紹介しているので、よければ参考にしてください。

 

たこ焼き器でノンオイル調理


たこ焼き器はミートボールや海老団子などボール状のものをノンオイルで作るときに便利です。

最近はホットケーキミックス(+α)でミニカステラを作って、おうちでお祭り気分を味わいました。

ミートボール_潰瘍性大腸炎

はんぺん海老団子

たこ焼きにしか見えない海老団子

 

わたしはそこまで野菜が好きじゃないので買いませんでしたが、シリコンスチーマーなんかも温野菜を手軽に作れておすすめです。

 

ここまでに紹介した、調理器具・家電を活用することで、普段なら諦めることが多いレシピも工夫次第で作れるようになります。

また、調理時間が短縮することも多く、日々の自炊の負担軽減にもつながるので、気になるものがあればぜひ取り入れてみてください。

 

 

日常の食事の工夫

食事の工夫

ここからは潰瘍性大腸炎との共存を目指した、わたしなりの日常での食事の工夫を解説します。

 

買い物は栄養成分表示を確認しながら商品を買うようにしています。

表示を見ると意外と脂質が低いこともあればその逆もあるので、一喜一憂しながら買い物しています。

メーカーによっては脂質が低めな冷凍エビ天ぷらなどもあるので見つけたら買って、ノンフライヤーでカリッとさせて天丼や海老天巻きで楽しんだりしています。

海老天巻き

 

お肉は鶏むね・鶏もも・豚ヒレを中心に買っています。

鶏むねは皮を、鶏ももは皮と身についた余分な脂を取り除いて、豚ヒレは脂身がついてないことが多いので基本そのまま使っています。

鶏もも照り焼き

豚ヒレがないときは豚ももを買って、脂身だけ包丁で切り落とします。ただ、豚ヒレの方が焼いても身が硬くなりにくいので好きですね。

 

小麦が気になるときはライスペーパーやフォーといった、お米から作られている商品を活用しています。

ライスペーパーはエビ入り餃子タネを入れて巻き、レンジ調理することで蒸し餃子として楽しんだりできます。

 

買い物や料理以外だと、SNSやYouTubeなどで食べられる商品がないかチェックすることも欠かせませんね。

同じ病気で悩んでいる方から得ることが多いですが、最近はYouTubeでイオンのトップバリュ製品を解説している動画から、食べられる商品が見つかることも多いです。

昔から食べることが好きで、料理動画や食べ物解説系は見ることが多かったので、趣味の一環で続けています。新商品紹介系も、ときどき掘り出し物が見つかるのでおすすめですよ。

 

 

病院や専門家との相談

医者相談

潰瘍性大腸炎の食事で困ったら、病院の担当の先生に相談するのも一つの手です。

わたしの場合はちょっとした食事の相談をしたら、栄養管理士さんを紹介できるよと提案していただけました。

そこまで深刻な内容ではなかったのと、食べ物の好き嫌いが多いので相談せずに終わったのですが、食事で困っていたら専門の方に聞いてみるもいいですね。

 

 

おわりに

わたしのおすすめ商品をはじめとして、普段食べているおやつや活用している調理器具・家電の紹介、食事での工夫などについてお話させていただきました。

 

今回の要約


✔ 低脂質な既製品を栄養成分表示もとに探して活用する

✔ おやつは和菓子を中心に低脂質なもので食べすぎない

✔ 調理器具・家電を活用して料理の幅を広げる

✔ SNSやYouTubeなどから情報を得る

✔ 困ったら担当のお医者さんや栄養士さんに相談する

 

制限だから食べられないと初めから諦めるのはもったいないです。

探してみると、意外と食べられるものや代替品などがありますし、なにより見つけたときはとても嬉しくなります。

とくにSNSやYoutubeなどでは同じように食事制限をしている方や、ダイエットや健康を目的に脂質を抑えた料理を紹介している方がたくさんいるので、「低脂質 レシピ」などで検索すると新たな情報が見つかりやすいです。

わたしも買い物で見つけたおすすめしたい商品をときどきTwitterでつぶやいているので、よければフォローしていただけると嬉しいです。

 

これからも潰瘍性大腸炎の方々に役立つ情報をお届けしますので、よければ読んでいただけると嬉しいです。

 

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