こんにちは。潰瘍性大腸炎と判明して1年と2ヶ月になる、当ブログを運営しているデンノウです。
この記事では、潰瘍性大腸炎になってからの体調と通院について実体験を紹介しています。
今回は10回目の通院での出来事で、2回目の内視鏡検査についてお話ししていきます。
よかったら最後まで読んでいただけると嬉しいです。
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病院での出来事について【通院10回目】
まずはいつもやっている、前回と今回の体調の変化について説明しますね。
【前回の体調】⇒【今回の体調】
・下痢はほとんど起こらず、便の回数も1日に0~3回ほどに落ち着く
⇒2桁はいかない程度に下痢でトイレに行くように
・便は通常の硬さかちょっとやわらかめの状態で、基本的に普通の便が出る
⇒浮くタイプの下痢か搾りかすのような便で、おならが出ることも多い
・出血はなくなり、トイレットペーパーにもついていない
⇒悪化し始めてしばらくすると少し血がつくようになる
・血は出ていないので便の色について。健康的な茶色か少し薄めの茶色
⇒血の色はほんのり赤色で鮮血ほどではない
・腹痛は下痢のときにときどき発生するが、大抵は違和感程度で治まる
⇒腹痛は便が出ようとしているときや下痢のときに発生する
・お腹を押えたり圧迫しても痛みはない
⇒お腹を押しても痛みはないが、常にお腹に違和感があったり、弱いじんわりとした痛みがずっと続くことが多い
・寝ているときに腹痛で目が覚めることはなかった
⇒夜中でもトイレで目が覚めてしまうことが何度かあった
というのが、体調の変化になります。
前回と比べると悪化していて、「悪くなるタイミングに入ったかなー…?」といった印象です。
さすがにずっと体調が良くなることはありませんでしたね。
そんな体調の中、今回の通院では内視鏡検査があったので受けてきました。
まずは内視鏡検査(大腸カメラ)の全体の流れを軽く紹介します。
上記のような流れで今回は検査しました。
病院までのできごと
2日前の下剤は、その日には効果が出ませんでしたが、翌日5:30に腹痛と便意で目が覚めました。
比較的健康的な便が出るものの、まだ残ってる感じで、6:30と10:30にだんだんと下痢状の便になって出てきました。
マグコロールを飲んだ検査当日の朝は10回ほどトイレに行き、最終的に黄色い透明の液体しか出なくなったので、これで検査の準備は完了です。
次は病院でのシーンになります。
内視鏡検査のできごと
病院に着いたらまずは受付をして、そのまま採血しました。
今回の採血は少し痛くて、終わった後もじわじわと痛かったり痺れみたいなのがありました。
採血が終わったら、自動血圧測定機で血圧を測り、測定結果を問診票などと一緒に内視鏡の受付に提出すると、軽い検査の説明や質問の受け答えがあります。
ここで問題がなければ、検査着に着替えて内視鏡検査に移ります。
検査説明では、検査がしやすいように消化管の動きを止める抗コリン剤の注射と、希望者が受けられる静脈麻酔注射がありましたが、注射が嫌いなわたしは先生に「お腹の痛みは頑張って我慢するので、どうか注射はしない方向で…」とお願いして、どちらもなしで受けることにしました。
検査に入り、昇降するベッドに横向きになって寝たら、検査がしやすくなるように塗るタイプの麻酔がお尻の穴に塗られます。
痛みは全くありませんがぬるぬるするので、人によっては気持ち悪く感じるかも。
そのあとはお尻の穴からカメラをゆっくりと入れて、大腸の奥までどうなっているか見ていきます。
麻酔などの注射を一切しなかったので、どれだけ痛いかとビクビクしていましたが、鎮静麻酔をした前回より痛くなくて驚きました。
おそらく先生の腕が良かったのと、前回よりも症状が良くなっていたからだと思います。
先生も「ここ痛くなりますよー。空気入れるから気持ち悪くなりますよー。」と適所で教えてくれましたが、普段のお腹の痛みよりも痛くなくて、途中からは普通に会話したり、モニターの映像を見る余裕がありました。
むしろ前回受けた注射や今回の採血の方がよっぽど痛かったので、わたしのように症状がひどくなくて、下痢の痛みになれてる人なら鎮静麻酔はなくても大丈夫かもしれませんね。
「血管の見えているところが正常で、見えていないところは炎症によって腫れていて見えないんですよ。」という感じで説明をしてもらいつつ、奥の方まで見た結果、大腸の奥の方とお尻の入口近くが荒れてることがわかりました。
前回は中等症の荒れ具合でしたが、今回はカメラを見た限りでは良くなっていて、軽症~中等症の間くらいではないかとのことでした。
奥からカメラを戻す途中で、詳しい検査(生検組織検査)をするために、鉗子(マジックハンドの先みたいなのが付いている器具)で荒れている大腸の壁の細胞を少し採取しました。
このときつまんで引きちぎるように採取するので血が出ますが、痛みは感じず、出血もすぐに治まるそうです。
流石にその日のトイレではまだ血が出ていましたが、翌朝は見える範囲に血は付いていませんでした。
大腸内の撮影や細胞の採取が終わり、カメラがお尻から抜けたら検査終了です。
検査後は鎮静麻酔をしていなかったので、そのまま診察に移りました。
内視鏡後の診察
撮影した大腸の画像を見ながらの診察ですが、炎症はまだあるものの去年に比べると全体的に良くなっていて、「詳細な検査の結果にもよるけど、今まで通りの治療でいいんじゃないかな?」とのことでした。
素人目でも去年よりは正常な大腸の範囲が増えていたので、悪化していなくて一安心でしたね。
このとき「大腸カメラで大腸の壁が擦れたから、一時的に症状が悪化することがあるよ。」と先生から教えてもらいました。
臨床調査個人票については、生検組織検査などがあり、2~3週間は最低でもかかるということで、特定医療費の更新はそれからになります。
個人票以外の必要書類は全て揃えましたが、症状が改善して中等症ではなくなったので、審査に通らなくなる可能性が出てきました…そうなると今後の医療費がかなりかかるので、素直に喜べないというのが本心です。
あと、待望の大腸の写真を前回の分も含めて撮ってきたので紹介します!
大腸の画像が出てきます。血管などが苦手な方は飛ばしてください。
前回は全体的に腸内が腫れていて白いポツポツも多かったのですが、今回は血管の見える正常な範囲が広がり、奥と入口近くが前回左側の画像のような感じでした。
ひと通り診察したらお薬の話になり、いつものメサラジン4錠とミヤBM2錠にレクタブルを追加して様子を見ることになりました。
潰瘍性大腸炎になってから1年経ちましたが、なかなかお薬の量を減らすことができず、長期で付き合っていく病気なんだと実感しますね。
そういえば、レクタブルがリニューアルしていました。
お尻に差し込むアプリケーターは、以前のものはカチカチで曲りませんでしたが、リニューアル後は少し柔らかくしなるようになって、入れやすくなりました。
缶の方はロック機能が付きました。
使う人のことを考えたリニューアルがされていると嬉しいですね。
今後について
そんな感じで2回目の内視鏡検査をして、症状の改善が見られた通院10回目でした。
次回は検査結果を見るため、いつもより早い1ヶ月後に病院に行くので、それまでに体調を改善したり、特定医療費の更新ができればなーと考えています。
これからも潰瘍性大腸炎に関することや趣味など色々とブログで紹介する予定なので、読んでいただけると嬉しいです。
それではまた次回の更新でお会いしましょう✋