潰瘍性大腸炎と診断されたら、最初に読みたいおすすめの本

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こんにちは!2022年4月に潰瘍性大腸炎(中等症)が発覚して、それ以来療養を続けているデンノウです。

潰瘍性大腸炎と診断された初めのころはわからないことも多く、この先どう暮らしていけばいいのかとても不安になりますよね。

そんな方に特に読んでもらいたいと感じた本を見つけたので、紹介したいと思います。

よかったら参考にしてください。

 


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潰瘍性大腸炎と診断されたら、最初に読みたいおすすめの本


今回紹介する本は『新版 潰瘍性大腸炎・クローン病がよくわかる本(健康ライブラリーイラスト版)』です。

 

著者・出版年

渡辺守(わたなべまもる)監修。
1979年慶應義塾大学医学部卒業し、ハーバード大学医学部研究員や慶應がんセンター診療部長を経て、炎症性腸疾患に関する多数の研究にかかわっています。
2019年より東京医科歯科大学高等研究院特別栄誉教授、日本炎症性腸疾患学会理事長に任命されています。

新版は2019年3月28日発売ですが、2016年11月11日発売の初版もあるので、手に取る際はご注意ください。

 

本の主な内容

潰瘍性大腸炎・クローン病の基礎知識をはじめ、正しい診断・治療の受け方から腸を守る生活術まで、イラストや写真・グラフなどで分かりやすく解説しています。

この本は、潰瘍性大腸炎やクローン病はコントロールが可能な病気で、むやみに恐れる必要がないというお話から始まります。

ただ、簡単に「治る」とは言えない病気でもあるため、患者さん自身が自分の体と病気に向き合い理解し取り組むことが大切であり、どのようにコントロールするかを教えてくれる、そんな一冊です。

 

本のボリューム

全102ページと比較的少なめで、イラストや写真などが多いため、ひと通り目を通す感じだと約45分ほどで読み終えます。

必要なところだけならもっと早く読めるので、この病気を診断されてどんな病気なのか知りたい、家族や周りの人にどんな病気か理解してもらいたい、といった方におすすめです。

 

この本を読んだ感想

どうして手に取ったのか

SNSで同じ病気で悩んでいる人の情報を見るのですが、自分とは違う薬や治療法をとっている方をよく見かけて、自分のとは何が違うのだろうと疑問に思い、詳しく知りたいと思ったのがきっかけです。

ほかには自分が知らない潰瘍性大腸炎の基本的な知識を得たかったのも理由のひとつですね。

 

この本のどこが良かったか

良い点

イラストや写真、グラフなどが豊富で医療に関する知識がなくても読みやすくわかりやすいのが、非常に良かったですね。

医療関連はどうしても難しい言葉が多くなってしまうので、イラストなどがたくさん使われることで視覚的に理解でき、文字でびっしりの本より読みやすく、最後まで理解できました。

 

潰瘍性大腸炎だけでなくクローン病や過敏性腸症候群(これは少し)のことも知れて、違いが分かるのも良かったです。

特にクローン病との違いについては、炎症が続くしくみや治療薬は似ていて、食事の影響は違うといった点が参考になりました。

 

あとは、自分の病気に対する理解が深まるのもよかったです。

検査や診断・手術についての流れや種類・タイミングなどがわかるので、今後の治療に対して身構えやすくなる感じがしました。

また、薬の種類別に解説があり、自分がいまどの段階なのかわかったり、使っている薬はどんな働きがあるのか、安全性などについても知ることができるのはありがたかったです。

合併症や薬の副作用についても軽く知れたり、症状の程度による大腸の粘膜の違いが写真付きでわかるのも、今の自分と比べることができて良かったですね。

 

この本のイマイチだったところ、注意したいところ

注意

ページ数が少ないこともあり基本的な情報が中心となるため、インターネットなどで自ら情報を集めるような方には参考になる情報が少ないかもしれません。

また、情報を扱うならどの本にも言えることですが、本だとその当時の情報しか載っていないので最新の情報でなかったり、治療法などが覆って間違っている可能性が出てくる点には注意が必要です。

ほかには、食事関連の対策について解説が少なかったので、別に調べる必要があります。
お子さんが発症したときの解説なども少ないので、誰が読むのかも注意したいですね。

あとは、気を付けて読まないと潰瘍性大腸炎とクローン病の情報が混ざってしまいそうになるときがあるので、その点にも注意です。

 

本を読んで感じた変化について

心境

知らない・わからないというのは、不安になる要素だったようで、病気に対する知識を少し得たことで不思議と心が軽くなり、前向きに考えられるようになった気がします。

病気への向き合い方もわかるようになり、必要以上に不安がらなくていいとわかりましたね。

また、これまで自分の病気に対してしてきたことは間違っていなかったんだと改めて自覚することができ、少し自信がつきました。

あと、薬は飲み忘れないようにしようと今まで以上に思いました。

 

まとめ

どんな人におすすめ?

・潰瘍性大腸炎と診断されて不安になっている方

・この病気を診断されたばかりで、どんな病気なのか知りたい方

・家族や周りの人にどんな病気か理解してもらいたい方

・治療を続けていて、薬や手術、クローン病の違いや基礎知識を知りたい方

上記のような方におすすめな内容となっているので、もしあてはまるようであれば一度手にとって軽く目を通していただきたいです。

潰瘍性大腸炎の方向けに紹介しましたが、クローン病の方にもおすすめな内容になっています。

 

あわせて読みたいおすすめの本

 

今回紹介した本とあわせて読んでもらいたいものがあるので紹介します。

病気の知識については今回の本で基本的なところは網羅できるので、日常生活で欠かせない料理についての本になります。

 

潰瘍性大腸炎・クローン病の今すぐ使える安心レシピ 科学的根拠にもとづく、症状に応じた食事と栄養

 

潰瘍性大腸炎の食事に関する情報が、数値や科学的根拠をもとに詳しく紹介されている点が非常によかったです。

 

クローン病・潰瘍性大腸炎の毎日おいしいごはん

 

内容が読みやすく、料理のレパートリーが増える情報が多かったです。
食べたいと思えるレシピが豊富な点もGood。

 

 

おわりに


『新版 潰瘍性大腸炎・クローン病がよくわかる本(健康ライブラリーイラスト版)』は、潰瘍性大腸炎になって1年以上になるわたしでも参考になる情報が多かったので、今回紹介させていただきました。

とくにこの病気を診断されたばかりのころはわからないことも多く、不安な日々を過ごしていたので、同じような境遇の方に少しでも伝わって、精神的な手助けになってくれればうれしいです。

 

当ブログではほかにも潰瘍性大腸炎に関する情報を発信しているので、よかったらのぞいてみてください。

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