みなさんこんにちは。
潰瘍性大腸炎療養中のデンノウです。
今回は潰瘍性大腸炎活動期中の自炊料理について紹介します。
脂質を抑えた料理が中心になるので、体脂肪が気になる方やダイエットをしている方にもおすすめですよ!
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潰瘍性大腸炎活動期中の作り置き自炊料理
潰瘍性大腸炎活動期中は、腸に負担をかけると症状が悪化してしまうため、食事制限が必要になります。
食事制限についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
≫ 潰瘍性大腸炎になって感じたこと
わたしの担当のお医者さんからは、とくに脂質に気をつけた方がよいと聞いていたので、今回は脂質を抑えた作り置き料理を作ってみました。
注意点として、これはあくまでわたし個人が食べることができた料理です。
潰瘍性大腸炎の症状には個人差があるので、医師と相談した上で、かならず少量から試して体調に影響が出ないか確認しましょう。
ひじきの煮物
潰瘍性大腸炎の活動期中は海藻は避けた方がよいのですが、体調が良かったので食べられるか試したくなり作りました。
今回はパウチのひじきとごもく豆を使ったお手軽レシピになります。
これだとひじきを戻したり洗ったりする手間がなく、できる量も多くないので気に入っています。
<レシピ>
醤油・みりん・砂糖・酒(各大さじ1)、顆粒だし(小さじ1/2)を加えて、水分が少なくなるまで煮たら完成です。(薄味が好みの方は、各調味料を少し減らしましょう。)
体調に関しては少量に分けて食べていたので、影響はなさそうでした。
鮭の煮付け
スーパーの鮮魚コーナーに肉厚で美味しそうな鮭が安く売っていたので購入しました。
鮭でも煮付けができるか調べたら問題なかったので、作り置きとして一部を煮付けにしていただきました。
<レシピ>
醤油・みりん・砂糖・酒(各大さじ1)、水100ccを鮭と一緒に水分が少なくなるまで煮詰めたら完成です。
鮭は身が柔らかく脂ものっていて、甘めの煮汁と合わさってとっても美味しかったです。
煮付け以外にも、塩焼きやムニエル風(ノンオイル)にして美味しくいただきました。
じゃがいもそぼろ風煮込み
じゃがいものそぼろ風煮込みです。
なぜそぼろ風かというと、ひき肉の代わりにこちらを使ったためです。
イオンでたまたま見つけた大豆ミンチです。
100gあたり2.8gの脂質で潰瘍性大腸炎でも安心して食べることができます。
使い方ですが、
①鍋にたっぷりのお湯を沸騰させて乾燥大豆ミートを約4分(かためは約3分)茹でる。
②ざるにあげて水気を切る。
③流水で2~3回洗う。
④水気をしっかりしぼる。
以上の手順で戻してから料理に使います。(戻すと2~2.5倍の重さになります。)
食感は思っていたよりお肉に近く、味は大豆臭さをあまり感じず調味料で変わる感じなので、アレンジしやすくていい感じです。
大豆ミンチをメインで使うよりは、麻婆豆腐やそぼろなどひき肉が少し入る料理に代用として使うのがよさげです。
ちなみに先ほど紹介したひじきの煮物にも少し入れましたが、食感がいいアクセントになってかなり美味しかったです。
<レシピ>
じゃがいも中4個:四つ切りにカット
大豆ミート50g(乾燥):戻しておく
水200ccでじゃがいもを煮たら、鶏がらスープ(小さじ1)、砂糖(小さじ2)、オイスターソース(大さじ1/2)、醤油・酒(各大さじ1)と大豆ミートを加えてさらに煮ます。
じゃがいもが柔らかくなったら、水溶き片栗粉でとろみをつけて完成です。
食べてみると想像よりそぼろに近かったので、試しに買ってよかったです。
今度は餃子に使えるか挑戦してみたいと思います。
中華風サラダ
中華風の野菜サラダです。
潰瘍性大腸炎の場合、生野菜は腸に負担がかかるので、生のサラダは体調が良いときに食べましょう。
<レシピ>
にんじん2本:千切り後塩もみをして水分を抜く
きゅうり3本:千切り後塩もみをして水分を抜く
かにかま1パック:割いておく
水気を切った食材に醤油・酢・砂糖(各大さじ3)、鶏がらスープのもと(小さじ2)、ごま油・いりごま(各少々)を混ぜたら完成です。
健康な人は野菜の量を減らして、水分を軽く飛ばした「しらたき」を入れるとより美味しいですよ。
しらたきだとカロリーを抑えつつ時間がたっても食感を楽しめますが、潰瘍性大腸炎だと避けた方がよい食材なので今回は野菜メインで作りました。
脂質を抑えたポテトサラダ
余ったジャガイモと他の食材で何が作れるか考えたときにポテトサラダを思いついて作りました。
潰瘍性大腸炎だとマヨネーズの脂質はNGなのですが、今回は秘密兵器を使いました。
それがこちらになります。
キューピーから発売しているカロリー80%オフの「キューピーライト」です。
脂質は大さじ1杯(15g)で1.5gと、通常のマヨネーズ11.2gよりかなり抑えられているので、潰瘍性大腸炎の方のみならずダイエットをしたい方にもおすすめです。
味については、マヨネーズかと聞かれるとはっきり「はい」と言えませんが、カロリーを80%オフと考えると満足できる美味しさです。
通常のマヨネーズと比べると酸味が強め?のさっぱりした味わいで、粘性やもったり感は弱い感じがします。
マヨネーズを使った味付けが好きだけどカロリーが気になる…という方は一度試してみてはいかがでしょうか?
普通のマヨネーズ大さじ2杯≒おにぎり約1個分のカロリーです。
肝心のポテトサラダのレシピはこんな感じです。
<レシピ>
じゃがいも中2個:さいの目に切りレンジで加熱
にんじん1/3本:いちょう切りしてレンジで加熱
きゅうり1/3本:塩もみして水分を抜く
上記食材に砂糖・酢(各少々)、キューピーライト(小さじ1)を加えて混ぜ、塩コショウで味をととのえたら完成です。
マヨネーズの量は控えめで、全体量も少なめに作りました。
鶏むねチャーシュー
チャーシューがあれば、うどんのトッピングなどに使えて便利だなと思い、鶏むねを使ってチャーシューを作りました。
<レシピ>
鶏むね肉小さめ1枚:皮をとっておく
小鍋に醤油(150cc)、水・みりん(各100cc)、砂糖(大さじ3と1/2)、酢(大さじ1/2)、すりおろししょうが・にんにく(各少々)を入れて火にかけます。
煮立ったら、鶏むね肉を入れて弱火で両面2分ずつ加熱します。
計4分加熱したらフタをして、冷めるまで放置したら完成です。
余熱で調理するため、中はしっとりジューシーなチャーシューに仕上がり、とっても美味しかったです。
余った煮汁は薄めたり、調味料を加えることで他の煮込み料理に使えるので、捨てずに冷凍しておくといいですよ。
こちらは作ったチャーシューをサイコロ状に切ったものです。
この状態で冷凍しておけば、チャーハンやオムライスの具材としてすぐに使えて便利ですよ。
焼き鳥丼&揚げないからあげ
残り2つのお肉は鶏もも肉で、焼き鳥丼用(皮なし)とからあげ用(皮・味付けあり)に下処理をしてから保存しました。
焼き鳥丼の方は、チャーシュー作りで余ったタレに砂糖を大さじ1加えて焼き鳥のタレを作り、お肉と一緒に煮詰めたら完成です。
100均に売っているレンジで作る温泉たまごものせていただきましたが、お店と変わらない味付けでとっても美味しかったです。
揚げないからあげは、味付けをしてつけ込んで置き、片栗粉をまぶして鶏皮の油だけで焼いていきます。
レシピはこちらのものを参考にさせていただきました。
からあげに近い味付けと食感で、サクサク感を楽しめたので、かなりお気に入りです。
ただ、翌日少しお腹の調子がよくなかったので、鶏皮の油だけでもアウトかもしれません。
おわりに
以上が潰瘍性大腸炎になってから作った作り置き自炊料理になります。
食べられる食材が限られ、脂質も抑えないといないので、どう工夫すれば似たようなものを作れるか考えるのが大変でしたね。
個人的に目からうろこだったのは大豆ミンチです。
買い物中にふと目について、もしかしたらと思い脂質を見たらそこそこ低くて「これだ!!」と心の中で叫びました。
通常のひき肉は脂身も一緒に混ざっていて取り除くことができませんが、大豆ミンチで代用できればかなり料理の幅が広がります。
食感や味も思っていたより悪くなかったので、今後は大豆ミンチを使ってどこまで近い料理を作れるか試していく予定です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
誰かの参考になる情報を提供できていたら嬉しいです。
これからも潰瘍性大腸炎に関することを紹介していくので、読んでいただけると喜びます。
それではまたー✋