みなさんこんにちは。
当ブログの運営者であるデンノウです。
このたび、心身ともに崩している母の介護をするため実家に帰省したのですが、家の中は見るも無残な状態で問題点もたくさん見られたので、近況報告という形で紹介します。
グチも多くなってしまいますが、60代両親の面倒を見ることになった20代男性の家庭事情について、読んでいただけると嬉しいです。
普通とは何かを問いたくなる家の問題点
問題点① ゴミ屋敷一歩手前の汚さ
実家に帰省してまず目についたのは家の汚さです。
掃除機がかけられた後はみられず、普段生活している部屋は小さな食べかすが床に散乱し、水回りにはこれでもかとカビが繁殖していました。
また、こまったことに両親はその状態を「気にならない」と発言しており、汚しても拾ったり拭かずにそのままにしてしまうという精神状態でした。
母は脚が悪く自分のことですら満足に行動することができず、動けるのが父だけで、さらに仕事もしていたとなると疲れで掃除ができないのはわかりますが、このような環境ではカラダも心も改善に向かうとは思えませんでした。
現時点での改善策
とりあえずいらないものを捨てることから始めています。
とにかく使っていないものを分別してゴミ袋に入れていき、ゴミが出せる日にまとめて捨てています。
水回りでは、とりあえずわたしの生活において死活問題となる「お風呂」をある程度キレイにしました。
といっても普段からキレイにされているご家庭からするとキレイにした後でも驚かれるかもしれませんが…。
まずは掃除前のお風呂から…かなり汚いので見たくない方は飛ばしてしてください。
お風呂のドアです。入り口付近はカビだらけで床まで侵食されています。
洗い場です。脚が悪い母のために専用のイスが置いてあります。
小物類はどれもカビだらけで使う気がおきません。
ボディタオルやシャワーは比較的まともでした。ただ、シャワーヘッドの水量が弱く、穴が大きいせいか掃除で壁に当てたときに水が反射しまくりで大変でした。
換気扇は以前交換したためお風呂に比べて新しいですが、ポツポツとカビが見られます。
浴槽内も母用のステップが置いてあります。水アカなどの汚れがところどころに。
一番ひどかった排水口とその付近の壁です。カビだらけで嫌気がしました。
掃除にはYoutubeの動画を参考にして、酸性の洗剤である「サンポール」と100均で購入したハケを使って、こびりついたアルカリ汚れを落としてから、「カビハイター」でカビを落としました。
※酸性のサンポールと塩基性のカビハイターを混ぜると有毒な塩素ガスが発生するので、混ざらないよう必ず洗い流してから使用しましょう。
掃除後の画像がこちらになります。
入口ですが、アルミ部分のカビはだいたい落とすことができました。
小物の棚は掃除が大変なので捨て、100均のアイテムを使って吊るせるものを吊るしました。
シャワーヘッドはニトリで売っていたものに替えました。1500円ほどでしたが、水圧改善&カラダに当たる範囲が増え、節水もできて、壁に当てても水の跳ね返りがほとんどないと優れものでした。
天井や浴槽はメラミンスポンジで拭いてキレイに。
一番汚かった排水口付近のカビもキレイに落ちましたが、シャワーのホース部分は落とせませんでした。
イスのせいでわかりにくいですが、いままでの排水口のフタをなくし、100均に売っている使い捨ての排水口リングネットでメンテしやすくしました。
掃除後は防カビくん煙剤を焚いてお掃除終了です。
くん煙剤について詳しく知りたい方はこちら!
≫ ズボラでも大丈夫!お風呂掃除をラクにしてくれる便利グッズ【時短】
掃除をした感想ですが、カビだらけで二度とやりたくないと思いました。
ただ、壁の溝やこまかいところのカビはカビハイターで落とすことができなかったので、強力なジェルタイプのカビ洗剤を買ってきて掃除しないといけません…。
また、ものが多く・細かくなるほど掃除が大変になるのでできる限りシンプルで掃除しやすい環境を作るのが大切だと感じました。
問題点② あまりにも多すぎるムダの数々
一緒に生活して数日すると、家の中にはびこるムダの数々がわかってきたので紹介します。
ざっと思いついたのはこの辺りになります。
・手の込んだ料理、掃除しないのに高いペーパータオル
・相場がわかっていない買い物
・ものが多いのに必要なものや使えるものが少ない
・サイズが大きすぎる家具たち
・健康にいいからと購入している高い通販食品
・安い店が近くにあるのにコンビニ利用
ここからもう少し細かく紹介していきますね。
母は病気の影響でほかの人よりも口が乾きやすく、水分を多く摂取するため、トイレの回数も多くなります。
それなのに使っているトイレットペーパーは色・柄・香り付きのダブルのトイレットペーパーです。
高くなる要素が満載ですね。多く使う消耗品なのに節約のかけらも見えなくて「なにこれ?」と言いたくなりました。
節約するならトイレットペーパーは何もなしのシングル一択です。
今あるものを使い切ったらそちらに切り替える予定です。
簡単な料理が基本で、汚しても掃除しないのに高いペーパータオルが置いてありました。
料理はわたしが来るまで父がするしかなかったので、とりあえず「エリエール」というメーカーで買ったのかもしれませんが、もう少し用途と金額を考えてから購入して欲しいと感じました。
これからはロールタイプの安いキッチンペーパーに切り替える予定です。
先ほどの話にも通ずるのですが、最近の購入レシートを見せてもらうと明らかに相場がわかっていないような買い物をしていました。
みなさんは節約したいと思う状況で「おでん」を食べるとしたらどうしますか?
一番は手作りですよね、ただ父は働いて忙しいので手作りは難しい…となると次点でパウチのおでんを思い浮かべると思います。
これならわたしも納得しますが、問題は買ったパウチおでんの金額です。
なんと1食分約500円もするパウチおでんを買っているのです。
レシートでその金額を見たとき目を疑いました。
節約したいと言っているのに、なぜおでん1食に約500円もかけられるのか理解できません。
いまの寒い時期であれば、2食入って400円を切るおでんパウチも売っています。
節約するならそれを買って量が足りないのであれば、少し練り物を買い足して入れれば安上がりですむのに…と感じました。
節約しなきゃと本人が言っているのに、こんな買い物をされると「本当に節約する気がある?」と思ってしまいます。
今後の食事はわたしが買い物をしていく予定なので、この辺りのムダは省けそうです。
ただ、それだけでは根本的な解決に繋がらないので、父に安いスーパーや商品の目安の価格を適宜教えていく予定です。
わたしの実家は汚いのに加えてものが多いのですが、ものが多いのに必要なものや使えるものが少ないという非常に頭が痛くなるようなムダが発生しています。
実例を出すと、部屋の片づけをしているときに手をケガしたので、絆創膏を探したのですが見つかりませんでした…。(このときは自分で持ってきていたお薬ポーチの絆創膏で対応。)
その反面、そんなに使わないものはいろんなところから出てきて、「どうして肝心なものがなくて、使わないものがこんなにあるの?」と不思議に思いました。
おそらく、ものをきちんと整理&管理できていないのが原因なので、家の片付けをする中でどこになにがあるかわかるように収納していく予定です。
実家の家具は、子どもの頃一緒に生活していた名残で大きな家具がたくさんあります。
そこまでなら理解できるのですが、父と母の二人暮らしになってからも大きな家具を買う傾向にあります。
また、母が脚を悪くしたことで1階の居間にベッドを置くことになったため、狭い部屋の中がさらに狭くなり、タンスやクローゼットの扉があけられないというわけのわからない事が発生していました。
ただでさえ狭い家なのに、そのサイズに適していない家具ばかりで本来の機能をはたせないという、情けないレイアウトでため息が出ました。
収納の扉が開けられないとか、ただの置物ですからね。
しかも大きな家具が場所をとるせいで、足の悪い母が歩けるスペースが狭いのも大問題です。
現在は不要なものを捨て、使わない家具を処分したため1階の居間は改善傾向にあります。
ほかにもキッチンや洗面所、2階の部屋などサイズの適さない家具がたくさんあるので、順次処分していく予定です。
健康にいいからとテレビの通販で紹介しているような健康食品を頼んでいるのですが、それならまず甘いものの間食を減らして、炭水化物ばかりの食事を改善してと感じました。
節約しないといけないので、とりあえずすべての契約を切ってもらうことにしました。
食事に関してはわたしが野菜とタンパク質を盛り込んだ献立を作る予定です。
幸いなことに実家の近くには買い物できるお店がたくさんあり、激安とうたっているお店もいくつかあるのですが、なぜか親はコンビニばかりを利用しています。
利用しているコンビニの近くに激安店もあるので、そちらを利用した方が圧倒的にお得なのに、気にしたことがないせいか利用しません。
とりあえず、あそこのお店安いからと伝えた翌日に利用してくれて、「どれも本当に安かった、いままでのコンビニやスーパーは利用できない」と実感してもらえたので、今後はムダな出費を減らせそうです。
以上が実家で感じたムダなことでした。
ムダが発生する原因を考えたのですが、
・いつも使っているものを変えようと思わない
・高いものだからいいものだろう
という思考からではないかと予想しています。
親はバブル経験者なので、現在の社会情勢に考えがアップデートできていないのかもしれません。
また、両親ともにネットに疎く、新しい情報を簡単に得ることができないのも問題なのかと感じました。
いまどきの人なら、なにか問題があったり、気になることがあればネットで調べますからね。
それができないのはかなり影響するかもしれません。
いくつになっても自分で考えられる大人でありたいと感じました。
問題点③ 心配になる日常生活
一緒に暮らしていると、大丈夫なのかと不安になるような点もいくつかみられたので紹介します。
母の心配事
脚が悪いため慢性的な運動不足なのが心配ですね。
なるべく外に出るように促したり、ストレッチや自分でできることは無理のない範囲でやってもらう予定ですが、昔から運動嫌いなのでどこまで改善できるか不安です。
家にいながらできる運動をネットやゲームも活用していこうかと検討中です。
運動以外にも糖尿病やメンタル面でいくつか病気も持ち合わせているため、動画を見ながら原因や治療法などを一緒に勉強できればと画策中です。
間食癖もあり我慢できない性格なので、少しずつ改善させる必要もあります。
我慢のし過ぎもよくないので、脂や塩が無添加のナッツ類やハイカカオチョコレートをこちらで管理しながら間食として出そうと考えています。
父の心配事
寝る前にお酒を飲むのが心配です。
本人は酒を飲むと眠れるからと言っていますが、寝酒をすると眠りが浅くなり途中で何度も目を覚ますので、睡眠の質が下がります。
実際、数日様子を見ると何度も起きてトイレに行っている様子から、寝つけても熟睡はできていない状況でした。
寝酒のデメリットを説明し、お酒に「寝酒禁止」の張り紙をして対応中です。
両親ともに気になること
炭水化物中心の食事なのが気になるところです。
米やパン、麺が主食になるのはわかりますが、それだけのことが多く、野菜やたんぱく質が少ないので栄養バランスが心配です。
とくに母は肉が食べられないため、意識して献立にとり入れないとたんぱく質が不足しがちなのが問題です。
この件については父も気にかけていて、ゆで卵を常備してくれているので、わたしの料理も組み合わせればそれなりに改善できそうです。
食事以外では、両親ともにめんどくさがるふしがあり、汚れていても気にしないのを改善しないといけません。
めんどうだと感じるのは、手間が掛かるような環境(「ものが多くひとつのことをこなすのに障害が多すぎる」、「手に届く範囲に掃除アイテムがない」など)も要因の一つだと考えられるので、やりやすいと感じるような環境をつくるのが当面の目標です。
おわりに
ここまでグチ多めで実家の問題点と解決策を紹介しました。
とりあえず、自分に客観視できる能力があってよかった(本当にできているかわかりませんが…)と感じています。
また、おそらく家族の中で一番家事など家のことに関しての能力が長けていて、解決策がすぐ思いつけたのもよかったです。
わたしの性格上、完璧主義な傾向にあるので、お互いにストレスがかからないよう気をつけて改善していきたいと考えています。
そういえば掃除中にこんなものを見つけました。
本物の蝶のハネを使った作品のようで、光の当たり方で色が変わりとってもキレイでした。
こんないいものが家にあるなんて知らなかったので、片づけをしてよかったです。
みなさんもコロナが落ち着いてきたら、一度ご自身の親御さんの生活状況を確認してみるといいかもしれません。
逆に、お子さんが独立している親の方は、自身の生活におかしな点や改善できるところがないか考えてみるものいいかもしれませんね。
今後の予定ですが、家の中の片づけるものが想像よりも多すぎたため、27日以降のブログ更新は不定期になりそうです…。
長期のお休みは取らなくても良さそうなので、掃除しつつ時間を見つけてブログを更新していけたらと考えています。
おそらく初めのうちは投稿期間が空くかもしれませんが、投稿したときに読んでいただけたら嬉しいです。
それでは、また次回の更新で✋