元ドラッグストア店員が教える、花粉症対策商品と解説

 

今週のお題「花粉」ということで、私自身は花粉症ではないのですが、過去にドラッグストアの店員として働いていた経験があるので、当時に知った花粉症対策商品を紹介したいと思います。

注意点として、紹介時点より1~2年ほど前の情報になりますので、一部異なった情報を紹介している可能性があります。その点を考慮した上で閲覧していただければと思います。

 

【目次】

 

 

花粉症

 

 

 

第2世代の抗ヒスタミン薬

 

第2世代の抗ヒスタミン薬と書くと「何?」と思われるかもしれませんが、商品でいうとアレグラやアレジオンなどの医薬品になります。

 

アレグラなどのフェキソフェナジン塩酸塩が入っている市販の医薬品

 

特長

・花粉などのアレルギー症状:くしゃみ・鼻みず・鼻づまりに効果的

・従来のアレルギー専用鼻炎薬に比べ眠くなりにくい(自動車などの運転可)

・口が乾きにくい

・空腹時にも飲める

・集中力が低下しにくい

・15才以上から使用でき、一回一錠、一日二回で一日効果が続く(小中学生用もあります)

 

特長の詳細として、第2世代抗ヒスタミン成分のフェキソフェナジン塩酸塩は、花粉やハウスダストによる鼻みず・鼻づまり・アレルギー症状に優れた効果を発揮します。

さらにこの成分は、これまでの抗ヒスタミン成分に比べ、脳に影響を及ぼしにくいため眠くなりにくく、副交感神経遮断薬(抗コリン薬)を配合していないため、口が乾きにくいという特徴があります。

通常のお薬では、眠気とは別に薬を飲むことで、”自分では気づかないことが多い”集中力や判断力・作業能率が低下するインペアード・パフォーマンス(インパフォ)が起こることがあります。しかし、フェキソフェナジン塩酸塩は脳に入りにくい抗ヒスタミン薬のため、能力ダウンが起こりにくいです。

これら上記の働きのおかげで、車の運転についても可能です(添付文書確認)。

 

まとめると従来のお薬よりよく効いて、鼻以外の他の箇所への影響が少なく、車の運転も可能というのが特長ですね。

最近では、アレグラ以外でも同じ成分で少し安く買える市販の医薬品が出てきているので、同じ成分で配合量も同じであれば、そちらの方が費用を抑えることができますよ。

 

 

アレジオンなどのエピナスチン塩酸塩が入っている市販の医薬品

 

特長

・花粉などのアレルギー症状:くしゃみ・鼻みず・鼻づまりに効果的

・従来のアレルギー専用鼻炎薬に比べ眠くなりにくい(服用後は乗り物または機械類の運転操作をしない)

・口が乾きにくい

・空腹時にも飲める

・集中力が低下しにくい

・15歳以上から使用でき、一日一回一錠を就寝前に服用で一日効果が続く

 

多くの特長はフェキソフェナジン塩酸塩と似ています。

エピナスチン塩酸塩の特徴としては、服用後の乗り物または機械類の運転操作ができないことと、服用が一回一錠で良いという点です。

運転禁止については添付文書を確認したところ、してはいけないことの欄に記載されていたため、運転をされる方はフェキソフェナジン塩酸塩などの運転可能なお薬を服用しましょう。

服用については、回数がフェキソフェナジン塩酸塩より減り、就寝前に一錠飲むだけでよいので飲み忘れを防ぎやすいですね。

 

 

お薬についての補足と注意事項

 

◆薬を飲む際のポイント!◆ お薬の種類によっては、花粉症の症状が出る前の花粉飛散予測日から飲むことで、症状を軽くすることが可能です。
ただし、一部のお薬かつ花粉症に対してのお話なので、それ以外のお薬や症状などでしないよう気を付けてください!

 

・すでに他にお薬を服用していたり、医師の治療を受けている方などは、服用する前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

・お薬は運転の不可などを含めて特徴が異なるので、自身に合ったものを選びましょう。

・個人差があるため、お薬の効果があらわれにくい場合があります。その際は、注意事項をよく確認した上で問題がなければ、他の成分のお薬に切り替えてみるのも一つの手です。

・飲み薬の中には、点眼や点鼻と一緒に使用できるものがあり、併用することでより花粉症に効く場合があります。しかし、商品によってはできない場合もあるため、商品情報をよく確認したり、医師や薬剤師、登録販売者に相談してから併用するようにしましょう。

・一般用医薬品はネット販売の際、購入者によるレビューや口コミ、レコメンドを法律で禁止しているため、基本的には評価がついていません。そのため、評価を知りたい場合は、様々なところで情報を集めましょう。

 

 

用語説明

 

【ヒスタミン】

ヒスタミンとはマスト細胞(肥満細胞)から分泌される化学物質の一つで、花粉を異物だと勘違いし、排除しようとしてヒスタミンが放出されます。放出されると鼻の神経や血管を刺激して、鼻炎の諸症状が発症します。この放出されたヒスタミンの作用を阻害して抑える成分を抗ヒスタミン成分と呼びます。

 

【ヒスタミンの世代】 

第1世代の抗ヒスタミン成分は、出てしまった症状を抑制する作用を持ちます。

第2世代の抗ヒスタミン成分は、出てしまった症状を鎮めるだけでなく、症状を引き起こす物質が体内に放出されないように元から抑え、さらに症状の悪化を防ぎます。

 

  • 第一世代と第二世代抗ヒスタミン薬の主な薬剤

    • 第一世代:タベジール®、レスタミン®、ポララミン®、ヒベルナ®、ビレチア®、アタラックスP®、ホモクロミン®、ペリアクチン®など。
    • 第二世代:アゼプチン®、ゼスラン®、ニポラジン®、セルテクト®、ザジテン®、ダレン®、レミカット®、アレサガ®、アレグラ®、ディレグラ®、アレジオン®、アレロック®、クラリチン®、デザレックス®、ルパフィン®、エバステル®、ジルテック®、タリオン®、ザイザル®、ビラノア®など。

引用元:抗ヒスタミン薬:どんな薬?どのような種類があるの?飲み方や注意点、副作用は? – 株式会社プレシジョン

 

 

 

花粉症に注目した市販の目薬

 

アルガードクリニカルショット

 

目薬には色々種類があるのですが、その中でも花粉症に注目したのがロート製薬のアルガードですね。

このアルガードですが、クリニカルショットやクリアブロックZなど色々と種類があります。

2021年3月時点で確認できるアルガードシリーズの中で、一番効果がありそうなのは、ロートアルガードクリニカルショットでしょうか。

 

特長

・アレルギーの発生原因を抑えるトラニラスト

・炎症の発生原因を抑えるプラノプロフェン

・抗ヒスタミン作用のクロルフェニラミンマレイン酸塩

・傷ついた角膜上皮のターンオーバーを促進するタウリン

 

 これらの有効成分を配合したものになります。

 

かゆみを抑えるだけでなく、発生原因を抑える成分も入った高機能目薬ですね。

公式サイトでも、「従来の一般アレルギー用点眼剤を2日間くらい使用し、十分な効果が得られなかった方におススメします。」と紹介があるほどの商品です。

その分お値段も約2400円(2021年3月アマゾン調べ)と他の目薬と比べ非常に高価になっております。

使用方法ですが、一回1~2滴、一日四回(朝・昼・夕・就寝前)、7歳から使用できます。

 

 

ノアールPガード

 

少し変わった目薬として、花粉飛散前から対策できる、サトウ製薬のノアールPガードがあります。

 

特長

・目のアレルギー症状を元から抑え、発症前から効く

・花粉症による目のかゆみに効果をあらわし発症後でも効く

・滞留性が高く、1日2回で長く効く持続性

 

この目薬の成分はぺミロラストカリウムで、他の目薬と異なり花粉飛散開始の1~2週間前から使用することができ、目がかゆくなる前から対策することができます。

また、持続性があるため、「何度もさすのがめんどくさい。」と感じる方は一度検討してみてはいかがでしょうか。

7歳から使用することができます。

 

 

目薬の差し方

 

せっかく目薬をさすなら効果がきちんとあらわれるように、さし方も学んでおきましょう。

 

 

・まずは手をしっかり洗います。

・次に顔を上に向け片手であかんべえをします。

・まつ毛やまぶたに触れないよう目薬をさします。

・両方させたら、1分ほど軽く目頭を押さえて目を閉じるのが効果的です。

・目からこぼれた点眼薬はティッシュなどでふき取りましょう。

 

目を閉じることで成分を目全体に行き渡らせるのが目的ですね。

目薬に菌がつくといけないので、目薬の先が他のものに触れないよう気を付けるのも大切です。

 

 

目薬の保管方法

 

目薬の保管についてですが、「冷暗所保存(冷凍室には入れない)」などの指示がある場合はそれに従い、特に注意がなくても直射日光を避けて、なるべく涼しいところに保管しましょう。

きちんとパッケージや説明書きに記載されていることを確認し、守れば大丈夫です。

 

 

目薬の使用期限

 

目薬の使用期限ですが、未開封であれば箱に記載されている期限通りです。

開封して一度でも使った場合、市販の目薬では1~3ヶ月が目安とされています。

しかし、その期間内でも目薬の中に浮遊物や濁りがあれば使用しないでください。

また、防腐剤不使用の場合は、使い切りだったり説明書きに記載されている期限を守って使用しましょう。

 

 

 

点鼻薬

 

ナザールαAR0.1% 季節性アレルギー専用

 

特長

・医療用の点鼻薬と同量の有効成分、ベクロメタゾンプロピオン酸エステル配合

・抗ヒスタミン成分不配合で眠くなる心配がなく、仕事中や運転中でも使いやすい

・スプレーした液が容器に戻らない構造をしており、最後まで衛生的に使える

 

こちらは花粉症に特化したステロイド点鼻薬となっており、優れた効果をあらわします。

その反面、1年間に3カ月を超えて使用できないため、花粉症の時期に合わせて使用するようにしましょう。

ちなみに、18歳以上から使用でき、一日二回(朝・夕)左右の鼻に一回一度ずつです。

最大一日四回まで使用することもできますが、その際は使用間隔を3時間以上開けてから使用しましょう。

 

 

点鼻薬で気を付けたいこと

 

先ほど紹介したステロイド点鼻薬とは異なりますが、鼻づまりによく効く市販の点鼻薬として、血管収縮薬があります。

名前の通り、使用すると血管が収縮されるため鼻づまりがよくなります。

しかし、血管収縮薬の使い過ぎで逆に鼻づまりを起こしてしまうことがあり、これを「点鼻薬性鼻炎」と呼びます。

薬が効かない重度の花粉症だと思っていたら、点鼻薬性鼻炎という可能性もあるので、もしかしてと思ったら一度病院で相談しましょう。

 

 

 

鼻うがい

 

鼻うがい
 

鼻うがいは鼻の中にある花粉を洗い流すのが目的です。

「鼻うがいって痛いのでは?」と心配になる方もいると思いますが、洗浄液を体液に近い成分濃度に近づけて使用するため、基本的には痛くありません。

市販のものだとハナノアやサイナスリンスなどがあります。

 

やりすぎは禁物ですが、一日1~2回と継続しておこなうことでいい感じというお話もあります。

ちなみに余談ですが、実体験として、風邪で鼻がかなり詰まっている状態で使用したときは、洗浄液が鼻水でせき止められてうまくできませんでした。まあ、そうですよね。

症状がひどくない場合は、もう片方の鼻の穴から洗浄液が出てきて気持ちよかったですよ。

 

 

 

ルミンA

 

株式会社 林 原から出ているクリプトシアニンO.A.コンプレックスを有効成分とする第3類の医薬品です。

名前を聞いて知っているという方は少ないのではないでしょうか?

私も働いていた時に初めて知った商品になります。

こちらは、機能性色素を有効成分とする小粒の錠剤となっており、2種類販売されています。

花粉症に関係するアレルギー性疾患には、錠剤ルミンA-50γが効能・効果があると紹介されています。

 

実際の効果について口コミを調べてみると、効果があった方・なかった方とまちまちで、花粉症以外の症状にも効果があるため、花粉症についての口コミが少なかったです。そのため、あくまで参考として紹介させていただきます。

ちなみに特長として、「有効成分のクリプトシアニンO.A.コンプレックスは組織細胞を賦活し、その生長を促進させ、細網内皮系の機能を高め、細動脈の血行を旺盛にします。」と商品説明に記載されています。

他のお薬とは違い、細胞自体を元気にして、症状を元の状態に戻すのがこの商品の働きのようです。

 

 

 

ブリーズライト

 

ブリーズライトは鼻に張り付けて、鼻腔を拡げて呼吸をラクにしてくれる商品です。

寝るときに鼻が詰まっていると息苦しくて中々寝付けないですし、朝も疲れが取れていないことがありますよね。

この商品は薬剤不使用で物理的に鼻腔を拡げてくれるので、安心して使用することができ、快適な睡眠をサポートしてくれます。

ちなみにですが、いびきにも効果があるようなので、興味があれば調べてみて下さい。

 

 

 

花粉等付着抑制スプレー

 

こちらはお顔にスプレーして花粉などの付着抑制が期待できる商品になります。

有名なものだと、化粧品で有名な資生堂から出ているIHADAやフマキラーのアレルシャットなどですね。

 

特長

・イオンの力で花粉などの吸着を抑制

・メイクの上からも使用できる

・アルコールフリー・皮膚アレルギーテスト済み

 

マスクを使っていても使用できるので、併用するのが効果的です。

医薬品ではないので、その点だけ注意しましょう。

 

 

 

番外編:じゃばら

 

こちらは、まだ正確な情報が不足しているため、番外編として紹介します。

じゃばらとはレモンやすだちなどと同じ香酸かんきつ類です。

これに非常に多く含まれているフラボノイドのナリルチンが、花粉症の原因を抑制する機能がある可能性が高いと示唆されています。

そのため、今非常に注目されているかんきつ類になります。

まだまだ調査段階なので、これからに期待ですね。

 

 

 

以上が私の知っている花粉症対策商品になります。

花粉症、症状がひどい場合は鼻詰まりやくしゃみがひどくて、勉強や仕事、日常生活で落ち着かず、集中もしにくくてすごく困りますよね。

過去にお店でお話した方も、できるなら目や鼻を取って洗いたいくらいとおっしゃっていました。

 

もし、この中でまだ試したことがないというものがあれば、ここの情報だけをうのみにせず、他のところで情報を集めた上で、試してみるか検討してもらえたらと思います。

どうしても個人差というものがあるので、効果が現れなかったということもあると思いますが、少しでもこの情報が役に立ってくれればと思います。