こんにちは!皆さんスキンケアしてますか?
前回はスキンケアの流れについて学びました。
そして今回からは、手順一つひとつに注目して詳しく紹介していきたいと思います。
今回はクレンジングついてです。
【目次】
クレンジングの目的
まずはクレンジングについてです。
男性の方にはあまりなじみがないものだと思います。
それもそのはず、クレンジングはメイクなどの脂汚れや毛穴に詰まる汚れの角栓、黒ずみなどを落とす目的で行います。
主に油性の汚れを落とすので、個人的なイメージだとドライクリーニングを思い浮かべます。ドライクリーニングも油系の溶剤を使って、油系の汚れを落としますからね。
そのため、メイクをする機会がほとんどない男性はあまり縁がありません。
しかしながら、男性でもクレンジングを行った方がよい方もいます。
それは、肌の特徴だと皮脂が多い方や、ニキビができやすい方ですね。
(すでにニキビなど炎症があるときは、使用を控えるか、ニキビ部分をこすらないように注意)
それ以外に、日焼け止めを塗る方や仕事でメイクをされる方、お仕事で洗顔では落ちにくい汚れを扱う環境にいる方は、クレンジングを行った方が良いと思われます。
特に日焼け止めは、紫外線を防ぐのには優れているのですが、きちんと洗い落とさないと、その特殊な成分により、逆にお肌にダメージを与えてしまう可能性があります。
ウォータープルーフといった、水や汗で落ちにくい技術が使われていたりするので、洗顔だけでは落とせていない場合もあるので、気を付けましょう。
クレンジングの種類とやり方
それでは、本題となるクレンジングの種類とやり方について学んでいきます。
クレンジングには色々と分け方がありますが、大まかには7種類あります。
「なぜそんなにあるの?」と不思議に思うかもしれませんが、これは洗浄力や肌への負担、肌質、利便性など各々の悩みに合わせた結果、ここまで種類ができたのだと思われます。
そのため、クレンジングといっても、種類により内容が変わってきますので、一つひとつ見ていきたいと思います。
※見た目もないとわかりにくいので、楽天にて各種「クレンジング」で検索したときに(2021年1月15日時点)、レビュー件数が多く、イメージに合いそうなものを載せておきました。商品を探すときのイメージとして参考にどうぞ。
1.クレンジングオイル
洗浄力:かなり高
肌負担:中~強
・洗浄力が高く、落ちにくい日焼け止めなども簡単に落とせる
・皮脂が多く奪われるので、乾燥肌の方にはおススメできない
<クレンジングの手順>
- 手をきれいにし、乾いた手に適量出す
- 額~鼻の部分(Tゾーン)から顔全体になじませる
- ぬるま湯で洗い流す
- 洗顔する
注意点
・ゴシゴシこするのは、摩擦で肌が傷つくのでNG
・少量だと摩擦が起きやすくなるので適量とる
・長くても1分ほどにし、時間をかけすぎない
2.クレンジングシート
洗浄力:かなり高
肌負担:強
・疲れているときなど、お風呂に入らなくても手軽に使え、しっかり落ちるのが魅力
・摩擦やエタノールが多く、肌への負担が大きい
<クレンジングの手順>
- 人差し指に合わせてシートを折る
- 手のひらを上にして、中指と薬指の上にシートをのせ、人差し指と小指で挟むように持つ
- 肌になじませながらやさしくふき取る
- 商品によっては洗顔する
注意点
・肌をゴシゴシ拭かない
・拭くたびキレイな面にかえて拭き取る
3.クレンジングリキッド(水クレンジング)
洗浄力:高
肌負担:中~強
・まつげエクステという、専用接着剤を使って人工まつげを装着している方におススメなため、男性には少しメリットが減る
・オイルではなく界面活性剤で汚れを落とす
<クレンジングの手順>
- 手をきれいにし、乾いた手に適量出す
- 額~鼻の部分(Tゾーン)から顔全体になじませる
- ぬるま湯で洗い流す
- 洗顔する
注意点
・ゴシゴシこするのは、摩擦で肌が傷つくのでNG
・少量だと摩擦が起きやすくなるので適量とる
・長くても1分ほどにし、時間をかけすぎない
4.クレンジングバーム
洗浄力:中~高
肌負担:中
・体温で溶けてオイル状になるクレンジング
・油性成分で洗い上りがしっとり
<クレンジングの手順>
- 手をきれいにし、乾いた手に適量とる
- 手のひらでバームを溶かす
- 額~鼻の部分(Tゾーン)から顔全体になじませる
- ぬるま湯を少し加えてさらになじませる
- 白っぽくなる(乳化)までなじませる
- 洗い流す
注意点
・ゴシゴシこするのは、摩擦で肌が傷つくのでNG
・長くても1分ほどにし、時間をかけすぎない
・暖かくなる場所に保管しない
5.クレンジングジェル
洗浄力:中
肌負担:中
・クレンジングジェルは透明と白っぽい2種類あり、前者は界面活性剤が多めでマツエク向き、後者は油分が多めで低刺激性
・ゼリーのようなジェルにより摩擦が減るが、乾燥肌・敏感肌だとつっぱることも
<クレンジングの手順>
- 手をきれいにし、乾いた手に適量出す
- 手のひらで温める
- 額~鼻の部分(Tゾーン)から顔全体になじませる
- ぬるま湯で洗い流す
- 洗顔する
注意点
・ゴシゴシこするのは、摩擦で肌が傷つくのでNG
・少量だと摩擦が起きやすくなるので適量とる
・長くても1分ほどにし、時間をかけすぎない
6.クレンジングクリーム
洗浄力:低~中
肌負担:やや弱
・油分と界面活性剤のバランスがよい
・洗浄力は他のに比べると落ちるが、乾燥しにくいクレンジング
<クレンジングの手順>
- 手をきれいにし、乾いた手に適量出す
- 手のひらで温める
- 額~鼻の部分(Tゾーン)から顔全体になじませる
- ぬるま湯で洗い流す
- 洗顔する
注意点
・ゴシゴシこするのは、摩擦で肌が傷つくのでNG
・少量だと摩擦が起きやすくなるので適量とる
7.クレンジングミルク
洗浄力:低
肌負担:弱
・クリームタイプより水分の配合が高く、肌に優しい使い心地
・洗浄力は弱いが低刺激なため、敏感肌の方におススメ
<クレンジングの手順>
- 手をきれいにし、乾いた手に適量出す
- 手のひらで温める
- 額~鼻の部分(Tゾーン)から顔全体になじませる
- ぬるま湯で洗い流す
- 洗顔する
注意点
・ゴシゴシこするのは、摩擦で肌が傷つくのでNG
・少量だと摩擦が起きやすくなるので適量とる
・長くても1分ほどにし、時間をかけすぎない
以上が種類別の紹介になります。
多くの場合、クレンジング後に洗顔を行いますが、商品によっては洗顔不要だったり、必要以上に皮脂を落としてしまうこともあるので、様子を見ながら行うようにしましょう。
さて、今回はクレンジングに注目して紹介しました。
クレンジングひとつとっても、これだけ違いがあるのは驚きですね!
次回は洗顔について学んでいけたらと思います。
それではまた!